犬がたけのこ(筍)を食べても大丈夫!適切な量・頻度・調理方法・注意点

食べ物

犬がたけのこを食べても大丈夫?

このようにたけのこを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるたけのこの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

【結論】犬にたけのこを与えても問題ない!

たけのこは、春先に旬を迎える低カロリーで食物繊維が豊富な山菜です。

犬にとっては便通を整える食物繊維が摂れ、ダイエット中のおやつにもぴったりです。

ただしアクが強いため、下処理をせずに与えると胃腸に負担がかかる恐れがあります。

たけのこの健康に役立つ栄養素は?

・食物繊維

腸内環境を整え、便秘気味な犬にも穏やかに

・カリウム

体内の余分な塩分を排出してむくみ予防に

【表】たけのこ100g当たりに含まれる主な栄養素

項目含有量
カロリー26kcal
水分90.2g
炭水化物5.7g
たんぱく質3.6g
食物繊維2.3g
カリウム520mg

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

胃腸が丈夫で食物繊維に慣れている成犬に向いており、小型犬よりも中〜大型犬の方が食べやすいです。

消化器官が未発達な子犬やシニア犬は、無理に与えず慎重に判断した方が安心です。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

たけのこは春が旬の季節野菜なので、日常的というより年に数回の特別なタイミングで楽しむのが理想的です。

旬の風味を味わいつつ、春の訪れを一緒に感じるイベント食として取り入れてみてください。

犬が食べるたけのこの適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるたけのこの適切な量

犬のサイズたけのこの適切な量(1回あたり)
超小型犬(〜5kg)5〜10g程度
小型犬(5〜10kg)10〜15g程度
中型犬(10〜20kg)15〜25g程度
大型犬(20kg以上)25〜40g程度

犬に与えるたけのこの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

与える頻度は「週に1〜2回まで」が目安で、毎日与える必要はありません。

旬のたけのこは栄養価が高いため、春の時期に楽しむ程度がちょうどいいです。

たけのこに関するQ&A

シニア犬がたけのこを食べても大丈夫?

シニア犬にもたけのこは与えられますが、消化しにくい食物繊維が多いため量は少なめにしましょう

週1回程度を目安に、やわらかく茹でて細かく刻んでから与えるのが安心です。

子犬がたけのこを食べても大丈夫?

子犬にたけのこを与える際の注意点 たけのこは消化に時間がかかるため、子犬には与えすぎないようにしましょう。

特に消化器官が未発達なため、少量から与えて様子を見ながら調整することが大切です。

調理工程にコツはありますか?

たけのこを与える際の調理工程のコツ たけのこは硬い部分があるため、十分に加熱してから与えることが重要です。

茹でるか蒸すことで、消化しやすくなり、犬の胃腸にも優しくなります。

必ず薄く切って、適切なサイズにしてから与えるようにしましょう。

犬がたけのこを食べる際の3つの注意点

消化器系が弱い犬には注意が必要

たけのこは不溶性食物繊維が豊富で、消化器官が敏感な犬には負担になります

特に胃腸が弱い犬やシニア犬は下痢や嘔吐を起こす可能性があるため注意しましょう。

細かく刻んで少量から様子を見ながら与えるのが安心です。

尿路結石のリスクがある犬は避けたい

たけのこに含まれるシュウ酸は、体内でカルシウムと結合して結石の原因になることがあります。

特にシュウ酸カルシウム結石の既往がある犬には控えたほうが無難!

茹でこぼしてから与えるとシュウ酸を減らせるのでおすすめです。

アレルギー体質の犬には少量で様子見を

まれにたけのこに反応して皮膚炎やかゆみを起こす犬もいます

初めて与える際はごく少量にとどめ、体調に変化がないかを確認してください。

アレルギーの既往がある犬には慎重に対応するのが安心です。

まとめ

今回は、犬に食べさせるたけのこの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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