
犬がびわを食べても大丈夫?
このようにびわを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬に食べさせるびわの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬にびわを与えても問題ない!
びわはジューシーで甘みがあり、旬は5月から7月にかけての初夏の果物です。
ビタミンAが豊富で、皮膚や目の健康をサポートし、水分補給にも役立ちます。
種や葉には有害成分が含まれているため、必ず取り除き、果肉だけを少量与えるようにしましょう。
びわの健康に役立つ栄養素は?
・β-カロテン
体内でビタミンAに変わって皮膚や視力の健康を守ります
・カリウム
体内の余分な塩分を排出し、むくみ予防や血圧管理に
【表】びわ100g当たりに含まれる主な栄養素
びわ(100g当たり) | 含有量 |
---|---|
カロリー | 40kcal |
水分 | 約87g |
炭水化物 | 10.9g |
カリウム | 160mg |
β-カロテン | 1500μg |
ビタミンC | 10mg |
どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?
食欲が落ちやすい夏場に、水分補給を兼ねて食べさせたい犬におすすめです。
抗酸化作用のあるβ-カロテンが豊富なので、シニア犬の健康維持にも役立ちます。
どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?
びわは旬の初夏に楽しむ季節限定の果物で、特別なおやつとして与えるのが理想的です。
日常的に与える必要はなく、暑い時期の水分補給やご褒美に少量を取り入れると良いでしょう。
犬が食べるびわの適切な量と頻度
【サイズ別】犬が食べるびわの適切な量
犬のサイズ | びわの適切な量(可食部・種と皮を除く) |
---|---|
小型犬(5kg未満) | 5g〜10g(1/4個程度) |
中型犬(5〜15kg) | 15g〜20g(1/2個程度) |
大型犬(15kg以上) | 30g〜40g(1個程度) |
犬に与えるびわの適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?
びわは週に1〜2回までが適切で、与えすぎは消化不良の原因になるため注意しましょう。
旬の時期に少量ずつ取り入れることで、栄養価の高い自然の甘みを楽しめます。
びわに関するQ&A
シニア犬がびわを食べても大丈夫?
シニア犬にもびわは少量なら与えて大丈夫ですが、消化機能が低下しているため注意が必要です。
月に1〜2回程度、果肉を5g以下に抑え、種や皮は必ず取り除きましょう。
子犬がびわを食べても大丈夫?
子犬にびわを与えることは可能ですが、消化器官が未発達なため慎重に行いましょう。
頻度は月に1回程度、果肉を3g以下にし、種や皮は誤飲防止のため必ず取り除くことが大切です。
調理工程にコツはありますか?
びわの種や皮には有害な成分が含まれており、摂取すると中毒を引き起こす可能性があります。
びわは糖分を含むため、糖尿病や体重管理が必要な犬には与えすぎないよう注意が必要です。
犬がびわを食べる際の3つの注意点
種と皮は必ず取り除くこと
びわの種や皮には有害な成分が含まれており、摂取すると中毒を引き起こす可能性が!
特に小型犬は誤飲しやすく、消化不良や腸閉塞のリスクも高まります。
果肉だけを少量与え、安全を確保することが大切です。
アレルギー反応に注意すること
びわに含まれる果糖や成分に対し、まれにアレルギーを示す犬もいます。
食後にかゆみ、下痢、嘔吐などの症状が現れた場合はすぐに獣医に相談しましょう。
初めて与える場合は少量から始め、体調を観察することが重要です。
糖尿病や肥満の犬には控えること
びわは糖分を含むため、糖尿病や体重管理が必要な犬には与えすぎないよう注意が必要です。
過剰摂取は血糖値を上昇させる原因になり、健康を損なうリスクを高めます。
適量を守り、定期的に健康状態を確認しましょう。
まとめ
今回は、犬に食べさせるびわの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!
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