
犬がごま油を食べても大丈夫?
このようにごま油を犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?
今回は、犬に食べさせるごま油の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬にごま油を与えても問題ない!
ごま油はゴマを焙煎して作られる香り豊かな油で、年間を通して安定した品質で流通しています。
良質な脂質や抗酸化作用のあるセサミンが含まれており、愛犬の健康維持に役立ちます。
ただし、高カロリーなため過剰摂取は肥満や消化不良の原因になるので注意が必要です。
ごま油の健康に役立つ栄養素は?
・セサミン
強い抗酸化作用を持ち、老化予防や肝機能のサポートに
・オメガ6脂肪酸
皮膚や被毛の健康を維持し、乾燥やかゆみの軽減に
【表】ごま油100g当たりに含まれる主な栄養素
どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?
皮膚や被毛の健康を保ちたい犬や、乾燥肌が気になるシニア犬におすすめです。
適量を守れば、オメガ6脂肪酸が健康維持をサポートしてくれます。
どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?
ごま油は毎日の食事に少量加えることで、健康維持に役立つ食材です。
特に寒い季節や乾燥が気になる時期に取り入れると、皮膚や被毛の潤いをサポートしてくれます。
犬が食べるごま油の適切な量と頻度
【サイズ別】犬が食べるごま油の適切な量
犬のサイズ | 適切なごま油の量(1日あたり) |
---|---|
超小型犬(~5kg) | 0.5g(約小さじ1/8) |
小型犬(5~10kg) | 1g(約小さじ1/5) |
中型犬(10~20kg) | 2g(約小さじ1/2) |
大型犬(20~30kg) | 3g(約小さじ3/4) |
超大型犬(30kg~) | 4g(約小さじ1) |
犬に与えるごま油の適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?
適切な頻度は週に2〜3回、少量ずつが理想です。
新鮮なごま油は抗酸化作用が高く、特に寒い季節には皮膚や被毛の健康維持に役立ちます。
ごま油に関するQ&A
シニア犬がごま油を食べても大丈夫?
シニア犬にもごま油は与えられますが、1日数滴程度に抑え、週に2回までが適量です。
消化機能が低下しているため、体調を見ながら少量ずつ与えることが大切です。
子犬がごま油を食べても大丈夫?
子犬にごま油を与えるのは控えめにし、1回1〜2滴を週に1回程度が目安です。
消化器官が未発達なため、初めて与える際は少量から始め、体調の変化を確認しましょう。
調理工程にコツはありますか?
ごま油は加熱せずに仕上げに少量加えると、風味を活かしつつ栄養素を守れます。
酸化を防ぐため、開封後は冷暗所で保管し、早めに使い切るのが理想です。
犬の消化を考え、他の食材としっかり混ぜて均等に行き渡るようにしましょう。
犬がごま油を食べる際の3つの注意点
適量を守らないと肥満の原因に
ごま油はカロリーが高いため、適量を超えると肥満や体重増加につながります。
特に運動量が少ない犬には注意が必要です。
肥満は心臓や関節に負担をかけるため、量を調整して与えるようにしましょう。
ごま油アレルギーに注意
ごま油はアレルゲンとなる場合があります。
初めて与える際は少量から試し、アレルギー反応(かゆみや湿疹など)が出ないか確認しましょう。
症状が現れた場合はすぐに与えるのを中止し、獣医に相談しましょう。
腸内環境に与える影響に気をつける
ごま油は消化を助ける効果がありますが、与えすぎると下痢を引き起こすことがあります。
特に敏感な胃腸を持つ犬には注意し、少量ずつ様子を見ながら与えましょう。
消化不良が見られたら量を減らすか、使用を控えましょう。
まとめ
今回は、犬に食べさせるごま油の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!
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