犬がハッサクを食べても大丈夫？
このようにハッサクを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは？
今回は、犬に食べさせるハッサクの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。
この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴：30年
繁殖犬種；10種以上
繁殖頭数：3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬にハッサクを与えても問題ない！
はっさくはさっぱりとした酸味が特徴の柑橘類で、旬は冬から春にかけて楽しめる果物です。
ビタミンCや食物繊維が豊富で、免疫力を高めたり消化を助けたりする効果が期待できます。
ただし、酸味が強いため胃腸に負担をかける可能性があるので、与える量には十分注意が必要です。
ハッサクの健康に役立つ栄養素は？
・ビタミンC
抗酸化作用があり、犬の免疫力をサポートし、健康な皮膚や被毛を保つ
・食物繊維
腸内環境を整える働きがあり、便秘気味の犬にも役立つ
【表】ハッサク100g当たりに含まれる主な栄養素
| 項目 | 含有量（100g当たり） |
|---|---|
| カロリー | 42kcal |
| 水分 | 88.4g |
| 炭水化物 | 10.9g |
| ビタミンC | 44mg |
| 食物繊維 | 1.4g |
| カリウム | 150mg |
どんな犬が食べるべき？
うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い？
はっさくは免疫力を高めたい成犬や、活動量の多い中型・大型犬にピッタリ！
ビタミンCや水分が豊富なので、暑い季節や軽い脱水状態の補助にも役立ちます。
どんな時に食べるべき？
定期的に食べさせる食材なの？
特別なおやつや季節感を楽しむために、適量を与えると良いでしょう。
はっさくは旬の冬から春にかけて、新鮮な状態で与えるのがおすすめです。
犬が食べるハッサクの適切な量と頻度
犬が食べるハッサクの適切な量
| 犬のサイズ | 適切な量（果肉部分） |
|---|---|
| 小型犬 | 10～15g |
| 中型犬 | 20～30g |
| 大型犬 | 40～50g |
犬に与えるハッサクの適切な頻度は？
うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき？
はっさくは週に1～2回までが適切です。
旬の時期に与えることで、より新鮮で栄養価の高い果実を楽しませてあげられます。
ハッサクに関するQ＆A
シニア犬がハッサクを食べても大丈夫？
シニア犬にも少量ならはっさくを与えて大丈夫ですが、1回に10～15gを週1回程度に留めましょう。
消化器官が弱っている場合は、薄皮や繊維を取り除き、与える量に特に注意してください。
子犬がハッサクを食べても大丈夫？
子犬にはっさくを与える場合、5g以下のごく少量を月に1～2回程度が適切です。
酸味が強いため、食べない場合やアレルギー反応が出ないか慎重に観察することが重要です。
調理工程にコツはありますか？
はっさくは外皮と白い筋を丁寧に取り除き、苦みを抑えて与えましょう。
果肉を一口サイズにカットし、種が残っていないか必ず確認することが大切です。
冷やしすぎると胃に負担がかかるため、常温で与えるのが理想的です。
犬がハッサクを食べる際の3つの注意点
はっさくの過剰摂取による消化不良
過剰に与えると犬の胃に負担がかかり、消化不良を引き起こすことがあります。
特に、酸味が強い果物は腸内環境を乱す可能性があるため注意が必要！
与える際は適量を守り、様子を見ながら与えることが大切です。
アレルギー反応に注意
はっさくに含まれる柑橘類の成分は、アレルギーを引き起こすことがあります。
特に皮膚のかゆみや発疹が出た場合はすぐに与えるのを中止し、獣医師に相談しましょう。
アレルギー反応は軽視せずに早期に対処することが重要です。
糖尿病の犬には控えめに
はっさくは自然の甘みを含み、糖分が多いため、糖尿病の犬には適切な量を超えて与えるのは避けるべきです。
血糖値の上昇を抑えるためには、低糖質な食材を選ぶことが求められます。
糖尿病の犬には特に注意を払いましょう。
まとめ
今回は、犬に食べさせるハッサクの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように！
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