犬がレモンを食べても大丈夫？
このようにレモンを犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは？
今回は、犬に食べさせるレモンの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。
この記事の監修者
福田 祥子
ブリーダー歴：30年
繁殖犬種；10種以上
繁殖頭数：3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。
【結論】犬にレモンを与えても問題ない！
レモンは爽やかな酸味と豊富なビタミンCを含む柑橘類で、旬は主に冬から春にかけてです。
適量を守れば、抗酸化作用や免疫力の向上に役立ちます。
ただし、強い酸味が胃を刺激する恐れがあるため、与え方には十分注意が必要です。
レモンの健康に役立つ栄養素は？
・ビタミンC
抗酸化作用で細胞を守り、免疫力を高める効果があります。
・カリウム
体内の塩分バランスを調整し、高血圧予防に役立ちます。
【表】レモン100g当たりに含まれる主な栄養素
| 内容 | 含有量（100g当たり） |
|---|---|
| カロリー | 29 kcal |
| 水分 | 89.0 g |
| ビタミンC | 53.0 mg |
| カリウム | 138.0 mg |
| 食物繊維 | 2.8 g |
| マグネシウム | 8.0 mg |
どんな犬が食べるべき？
うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い？
年齢に関係なく、レモンは肥満気味の犬や体重管理が必要な犬におすすめです。
低カロリーであるため、健康維持の一環として少量取り入れるのが良いでしょう。
どんな時に食べるべき？
定期的に食べさせる食材なの？
レモンは日常的に与える必要はなく、特別なご褒美や旬の時期に季節感を楽しませてあげるのがベスト！
少量で十分なので、愛犬が新しい風味を体験できる場面で取り入れると良いでしょう。
犬が食べるレモンの適切な量と頻度
犬が食べるレモンの適切な量
少量を目安に愛犬の体重に合わせて与えましょう。
| 犬のサイズ | 適切な量（1回当たり） |
|---|---|
| 小型犬（~5kg） | 約2〜3g |
| 中型犬（6~15kg） | 約5g |
| 大型犬（16kg~） | 約10g |
犬に与えるレモンの適切な頻度は？
うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき？
レモンは月に1〜2回程度、特別なタイミングで与えるのが適切です。
旬の時期に与えると栄養価も高く、愛犬にとってよりメリットがあります。
レモンに関するQ＆A
シニア犬がレモンを食べても大丈夫？
シニア犬には消化機能の低下を考慮し、ごく少量を月に1回程度与えるのが安心です。
酸味が強い食材なので、体調や食欲に変化がないか注意深く確認しましょう。
子犬がレモンを食べても大丈夫？
子犬には消化器官が未発達なため、基本的にレモンは避けるべきです。
どうしても与える場合は、微量を月に1回程度に留め、体調をしっかり観察しましょう。
調理工程にコツはありますか？
レモンはそのまま与えると酸味が強いため、皮を取り除き果汁を少量絞って使うのがポイント！
犬の負担を減らすために、果肉を小さく切って与えるのもおすすめです。
調理時には、過剰な糖分や添加物が含まれないように気をつけましょう。
犬がレモンを食べる際の3つの注意点
レモンを与える際の注意点①：胃腸が敏感な犬
胃腸が弱い犬にレモンを与えると、酸味が刺激となり、吐き気や下痢を引き起こすことが…。
特に消化不良を起こしやすい犬や、胃腸疾患がある犬には避けるべきです。
少量で試すか、他のフルーツを選ぶことをおすすめします。
レモンを与える際の注意点②：糖尿病の犬
レモン自体は低糖質ですが、糖尿病の犬には過剰な果物の摂取が血糖値に影響を与える可能性があります。
レモンの果汁を与える際も、定期的な血糖値のチェックが必要！
獣医と相談し、与える量を決めると安心です。
レモンを与える際の注意点③：腎臓に問題がある犬
腎臓疾患を持つ犬にカリウムを多く含むレモンを与えると、腎臓への負担が増える可能性があります。
特に重度の腎不全がある犬には、レモンを避ける方が良いでしょう。
腎臓の状態に合わせた食事管理が重要です。
まとめ
今回は、犬に食べさせるレモンの適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。
愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように！
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