犬にラム肉を与えても大丈夫!メリット・量・頻度・注意点【ブリーダー監修】

食べ物

犬がラム肉を食べても大丈夫?

このようにラム肉を犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるラム肉の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

【結論】犬にラム肉を与えても問題ない!

ラム肉は生後1年未満の羊の肉で、柔らかくクセが少ないのが特徴。

高たんぱくで鉄分やビタミンB群が豊富なため、筋力維持や貧血予防に役立ちます。

脂肪分が多めなので、与えすぎると消化不良を起こしたり、肥満につながる可能性があるため注意が必要です。

ラム肉の健康に役立つ栄養素は?

・豊富な鉄分は

赤血球の生成を助け、貧血予防に最適!

・ビタミンB12

神経の健康維持やエネルギー代謝をサポートする効果

【表】ラム肉100g当たりに含まれる主な栄養素

項目含有量 (100gあたり)
カロリー約206kcal
たんぱく質約18g
脂質約15g
鉄分約2.1mg
ビタミンB12約2.6µg
亜鉛約4.0mg

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

アレルギーが出やすい犬や消化が敏感な犬には、ラム肉が適したタンパク源になります。

エネルギーをしっかり補給したい成長期の子犬や活動量の多い犬にもおすすめです。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

ラム肉は消化が良くアレルギーが出にくいため、定期的に加えるのがおすすめです。

特に寒い季節には体を温める効果が期待できるので、冬のごちそうとして取り入れるのも良いでしょう。

犬が食べるラム肉の適切な量と頻度

犬が食べるラム肉の適切な量

犬のサイズ体重の目安1回の適量(生肉)
超小型犬~5kg20~30g
小型犬5~10kg40~60g
中型犬10~20kg80~120g
大型犬20~30kg150~200g
超大型犬30kg以上250g以上

犬に与えるラム肉の適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

ラム肉は週に1~2回のペースで与えるのが理想的です。

季節ごとのラム肉は栄養価が高く、新鮮な状態で与えることで愛犬にとってより良い栄養源になります。

ラム肉に関するQ&A

シニア犬がラム肉を食べても大丈夫?

シニア犬にもラム肉は適量なら問題なく、週に1回程度の頻度が理想です。

脂肪が多いため、消化しやすいように茹でて余分な脂を落としてから与えるのがおすすめです。

子犬がラム肉を食べても大丈夫?

子犬にもラム肉は与えられますが、消化器官が未発達なため少量(10g程度)を週に1〜2回が目安です。

脂肪分が多いので、茹でて余分な脂を落とし、細かく刻んで与えると安心です。

調理工程にコツはありますか?

余分な脂肪を取り除き、茹でるか焼いてしっかり火を通すことで消化しやすくなります。

細かく刻むかほぐしてあげると、喉に詰まる心配が減り、安全に!

味付けは不要で、シンプルな調理が犬の健康には最適です。

犬がラム肉を食べる際の3つの注意点

脂肪分が多いため、肥満や膵炎のリスクに注意

ラム肉は良質なタンパク質を含みますが、脂肪分も比較的多いため、肥満気味の犬には適量を守ることが大切です。

特に膵炎のリスクがある犬は、脂肪の摂取を控える必要があり、獣医と相談しながら与えるのが安心!

赤身部分を選び、適量を心がけることで健康的に取り入れられます。

アレルギーの可能性があるため、初めて与える際は慎重に

ラム肉は比較的アレルギーになりにくいとされていますが、すべての犬に安全とは限りません

皮膚のかゆみや消化不良、下痢などの症状が出た場合はすぐに中止し、必要に応じて獣医に相談しましょう。

最初は少量から試し、様子を見ながら与えるのが理想的です。

骨付き肉は誤飲や喉詰まりの原因になるため注意

ラムチョップなどの骨付き肉は、噛み砕いた際に小さな破片が喉や消化管を傷つける危険があります。

特に加熱した骨は割れやすく、内臓を傷つける可能性があるため、基本的には与えない方が安全です。

どうしても与えたい場合は、専門の骨やガムを選び、誤飲しないよう見守りながら与えましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるラム肉の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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