犬がタラの芽を食べても大丈夫!適切な量・頻度・メリット・注意点

食べ物

犬がタラの芽を食べても大丈夫?

このようにタラの芽を犬に食べさせたい飼い主さんも多いのでは?

今回は、犬に食べさせるタラの芽の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説します。

この記事の監修者
福田 祥子

ブリーダー歴:30年
繁殖犬種;10種以上
繁殖頭数:3,500頭以上
株式会社プレジールケンネル代表として犬の繁殖業を務めつつ、巣立っていった子犬たちのアフターケアとして相談やトレーニングも携わっている。

【結論】犬にタラの芽を与えても問題ない!

タラの芽は春が旬の山菜で、香りが豊かでほのかな苦味が特徴です。

食物繊維が豊富で、犬の腸内環境を整えるサポートが期待できます。

ただし、アクが強いため、生ではなく加熱して少量を与えることが大切です。

タラの芽の健康に役立つ栄養素は?

・食物繊維

腸の働きを助けて便通をスムーズにする効果

・ビタミンE

抗酸化作用によって細胞の老化を防ぎ、健康維持に

【表】タラの芽100g当たりに含まれる主な栄養素

項目含有量(100g当たり)
カロリー約35kcal
食物繊維約5.0g
カリウム約450mg
ビタミンE約2.5mg
葉酸約100μg
ビタミンK約50μg

どんな犬が食べるべき?

うちの犬はまだ若いけど、食べさせた方が良い?

便秘気味の犬や腸内環境を整えたい犬には、食物繊維が豊富なタラの芽が役立ちます。

抗酸化作用のあるビタミンEも含まれているため、シニア犬の健康維持にもおすすめです。

どんな時に食べるべき?

定期的に食べさせる食材なの?

タラの芽は春が旬の食材なので、季節の変わり目に風味を楽しむ特別なおやつとして与えるのがおすすめです。

日常的に与える必要はなく、春限定のご褒美として少量を楽しませると良いでしょう。

犬が食べるタラの芽の適切な量と頻度

【サイズ別】犬が食べるタラの芽の適切な量

犬のサイズ1回の目安量
小型犬(5kg未満)5gまで(小さじ1程度)
中型犬(5〜15kg)10gまで(小さじ2程度)
大型犬(15kg以上)15gまで(小さじ3程度)

犬に与えるタラの芽の適切な頻度は?

うちの子にはどれくらいの頻度であげるべき?

タラの芽は週に1〜2回までが目安で、与えすぎには注意しましょう。

旬の春には栄養価が特に高まるため、季節を感じさせるおやつとして少量楽しませるのがおすすめです。

タラの芽に関するQ&A

シニア犬がタラの芽を食べても大丈夫?

シニア犬にもタラの芽は少量なら与えて大丈夫ですが、消化器官が弱くなっているため、柔らかく茹でて5g程度を目安にしましょう。

食物繊維が豊富なので便秘改善に役立ちますが、与えすぎるとお腹を壊す原因になるため注意が必要です。

子犬がタラの芽を食べても大丈夫?

子犬には消化器官が未発達なため、タラの芽は少量をみじん切りにして月に1回程度与えるのが安心です。

アクが強いので必ず茹でてから与え、消化不良やアレルギー反応に注意しましょう。

調理工程にコツはありますか?

タラの芽は生で与えると消化が難しく、犬には不向きです。

必ず軽く茹でて、アクを抜いてから与えましょう

茹でることで栄養を保ちながら、犬の消化に優しい仕上がりになります。

犬がタラの芽を食べる際の3つの注意点

アレルギー反応に注意しよう

タラの芽は植物性食品ですが、犬によってはアレルギーを引き起こす可能性があります。

皮膚のかゆみや下痢、嘔吐が見られたらすぐに与えるのを中止してください。

初めて与える際は少量から始め、様子をよく観察することが大切です。

消化不良を防ぐために茹でることが重要

タラの芽にはアクが含まれており、生のままだと消化に負担をかけやすくなります

シニア犬や胃腸が弱い犬には特に注意が必要で、必ず柔らかく茹でてから与えましょう。

細かく刻むと消化を助けるのでおすすめです。

腎臓病の犬には与えすぎに注意

タラの芽にはカリウムが豊富に含まれており、腎臓病を抱える犬には負担となることがあります。

腎機能が低下している場合は獣医師に相談し、与える量を調整することが大切です。

健康な犬でも与えすぎには気をつけましょう。

まとめ

今回は、犬に食べさせるタラの芽の適切な量・頻度・メリット・注意点について解説しました。

愛犬の健康的で安全な食生活のために、この記事が役立ちますように!

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